技術継承に対する取り組み

　今回は弊社で取り組んでいるベテラン製造部員の技術やノウハウを若手社員へ継承するための1つの取り組みを紹介させていただこうと思います。弊社は従来より製造部員の多能工化を目指しており、主要製品である「織金網」においても人的作業の割合が多く且つ繊細な作業を要求される段取り作業からその後の機械オペレートや調整まで一貫してこなせる部員を教育していく必要性があります。

　数年前まではOJTを中心に補足として紙ベースの手順書で育成を図ってきましたが教育を受ける側の若手社員からの要望と、社内外の環境変化とそのスピードに対応するための教育期間の短縮、そして属人的な技能や技術の標準化を図り改善へ取り組むために数年前にOTRS®（Operation Time Research Software）を導入しました。

　第一歩目の取り組みとして実際に作業を経験できるチャンスが少なかったり、作業の勘所や記憶が薄れてしまうことを補うためにも画像や動画を組み込むことを中心に手順書の改定を進めております。まだまだ道半ばでありますがお客様に永続的に高品質な製品を提供していくためにも一所懸命に取り組んでいきます。

　なお上記の取り組みをリコージャパン㈱様が運営する中小企業応援サイト(下記URL）にて事例集形式で掲載いただいております。弊社員のインタビュー内容なども盛り込んでいただいた記事となっており、OTRS®についても説明がございますので興味を持っていただけましたら是非ともご覧ください。

※OTRSは株式会社ブロードリーフの日本における登録商標です。

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